きもので博物館へ

用明文庫名宝展 5月最後の日曜日、京都国立博物館へ行ってきました。

「王朝文化の華、陽明文庫名宝展」をミクシーの友達と見てきました。

5月の終りで、太陽の光もぎらぎら、汗ばむ陽気で、私は袷で暑苦しく、彼女は涼やかに紫の銘仙の単衣でした。

陽明文庫は京都の右京区郊外にあり、近衛家の貴重なお宝が保管されていて、通常非公開となっていますが、今回は特別に一般公開された次第です。

近衛家は藤原家から続く貴族で、大化の改新の藤原鎌足から始まり、道長、頼通と超メジャーな歴史上の人物もいて、すごい血筋です。

国宝「御堂関白記」は藤原道長が書いたとされる日記で、

道長と言えば、歴史の教科書でも習ったように勝ち組の人で有名ですね。

内容はサクセスストーリーを書き綴っている感じかな。道長の事だから、きっと後世に読まれる事を意識して書いたんじゃないかなあと思いますね。

書物以外にもお茶、書、絵など文化面でも才能をもたれた方がいらっしゃって、きっと今回の展示物以外にもまだまだたくさんの貴重な品々があるのだろうと思いました。

観覧し終わった後、裏千家のお茶会に飛び入りで参加しました。

招待を受けたわけでなく、美術館に入る前に「よかったらお越し下さい」と声をかけられ、せっかくなので、お邪魔しました。お抹茶

東北支援ボランティア茶会と言う事で、お茶室では招待客がぎっしり座っていらっしゃいました。私達はお庭で一服いただきました。

お菓子は陽明文庫所蔵の近衛家の江戸期の菓子帖に基づいて考案されたそうで、銘は「山吹餅」です。とても鮮やかなきれいな色で見た目同様、美味しかったです。

陽光降り注ぐ、新緑のさわやかなお庭で、素敵なお茶会に参加させていただいて、ひさびさに優雅な時間を過ごせました。お茶席の運営をされていた関係者の皆様、ありがとうございました。

そして懐紙に少しばかりの気持ちを包んで募金箱に入れて、お茶室を後にしました。

 

京阪電車で祇園四条駅まで移動して、てくてく歩いて、ランチは錦市場のいけまさ亭さんで、丼(850円)をいただきました。

ike スゴイボリュームで、お腹一杯になりましたが、きもの談義や他愛ないおしゃべりしながらゆっくりいただけておいしかったです。

八百屋さんがやっている食堂で、月ごとに献立が変わり、お昼は丼か定食で、夜は野菜の料理がおいしかったと友人が教えてくれました。

これから夏本番を迎えますが、野菜をたっぷり食べて元気に過ごしたいものです。

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