ノーマイカーデーに京都市長、市議ら車通勤!

 今朝の京都新聞に「ノーマイカーデー違反、京都市長が車通勤」という記事があった。

 京都では毎月16日は「環境に良い事をする日」と定めて車に乗らないよう、市民に努力義務を課す条例改正案を提案している。しかし、実際ノーマイカーデーについて知らない市民も多いとは思う。市民新聞ではしきりに門川市長が”歩いて楽しむ京都”を提唱しているが、市民新聞をじっくり読んでいる人はかなり少ないと思う。

ただ、市の関係者が今回、「知らなかった」「体調が悪かった」などと言い訳を言うのはあまりにもお粗末な話だ。

京都市は財政が危機的な状態で地下鉄は膨大な赤字を生んでいる。で、「市民にもっと地下鉄に乗ってください」と呼びかけているが、自分たちは車やバイク、自転車で楽々通勤していたのでは説得力にかける。

黒塗り公用車は手放せと言いたい。自動車が必要な時だけ、ハイヤーを借りるようにしたら維持費をカットできる。もともとええかっこうをしたい議員が地下鉄をわが町に作りたいから税金で作らせて、財政危機に陥った責任もとらず、なめきった話だ。

市役所の裏手に市役所関係者用の駐車場と駐輪場もある。市民には御池通りのコイン式駐輪場にとめなかったらすぐ撤去するくせに自分たちは当たり前みたいに通勤に専用駐輪場、駐車場を使っている現状からして市民にツケを廻して好き放題やってるのとちゃいますか?

今日の京都新聞の市民版には「地下鉄地上出口に善意の置き傘、交通局側、無許可なので撤去」という記事もあった。北山駅の近くの飲食店経営者の方がお店の忘れ物の傘を傘立てに立てて「どうぞお使い下さい」と置いた所、雨が降るたびに傘を持っていく人が増えて、傘がなくなったら、「返してください」と掲示したら、戻してくれるようになったとの話で、エエ話やと思う。

しかし交通局側の言い分は置いている場所が目の不自由な人が使う手すりの延長上で、安全上の問題や売店で傘を売っているので、無断での設置は困るとの事だった。

役人は冷たい!この方のやさしい気持ちにこんな返答するなんて頭も固い!地下鉄に乗って欲しいのならもっと柔軟にお客の気持ちを考えて、忘れ物の傘を乗客に提供するぐらいのサービス精神はないのかと思う。確かに設置場所などや返却してもらうようにするにはどうするかなど問題が出てくると思うが、

まずはこの方に「良いアイディアですね。忘れ物の傘がたくさんあるので、リサイクルにもなるしぜひ他の駅でも取り組んでみたいと思います。」ぐらいの気の利いた対応はできないのかな・・・と思いました。