京都市のカーシェアリング事業

本日(平成23年10月20日)の京都新聞で、物損事故が多発していると報じていた。
この事業は昨年から行われていて低炭素社会を目指すのが目的で実験的に電気自動車が無料で貸し出されている。昨年度は稼働率が高く好評だったので今年度も引き続き実施され、公用車も含めて三菱のアイミーヴ、日産のリーフに乗れるのだが、こんな事を行政が推進するのはいかがなものかと思う。

車に乗り慣れていない人が花壇にぶつけたり、自転車との接触事故などが起きて、車両保険で対応していて、今後事前説明会などで安全運転の徹底を行うとの事だがそれにしても今後大きな事故が起きても継続するつもりなのだろうか?
ごく一部の人が最新の電気自動車に乗車できて事故は車両保険でカバーしてもらえて、財政的にも厳しい京都市が税金で高価な電気自動車を10台近くも所有して(リースなのか買取なのかわからないが)、一方で「歩くまち京都」と題して車よりも電車・バスに乗るよう推進して、来年3月のマラソンの日は一部道路が通行止めになり渋滞が起きるので自動車にのるなと市民に注文をつけて、京都市都市整備公社は民間と同じコインパーキング事業や観光名所の駐車場を展開して、まったく矛盾だらけである。

一部のホテル(ウェスティン都ホテルなど)に宿泊の観光客にも電気自動車を嬉しげに貸し出しているのは腹が立つのを通り越して、「もうなんでもありやなあ」とあきらめるしかない現状である。

今の京都市は「環境にやさしい」がキーワードなのか、スタバとか大手のカフェでカップを持参すればそれにコーヒーを入れてもらえてマイカップポイントととしてポイントがたまればトラフィカ(地下鉄・市バス乗車券)や京野菜などに交換が出来る事業も実施されていて、12月ぐらいまで行われるらしい。

喫茶店にめったに行かない自分にはまったくメリットないし、水筒にお茶入れて持参しているので、「こっちの方がお財布にも環境にもやさしいんとちゃいますか?」と言いたい。

ゴミ削減の一環らしいが、自販機やマクドやコンビニはどうなるのかと思う。以前に市長がコンビニの深夜営業をやめてもらうよう要請したが、猛反対に遭い、ボツになった経緯もあった。

母が今年度は町内会長をしているが、掲示板にはりきれない枚数のポスターや回覧板に回す書類やめっちゃでっかい学区の地図(正直個人宅にいらんやろ)などが随時届けられる。思い切ってペーバーレス化すれば紙代も印刷代もいらなくなる上、町内会長の仕事の量も減って一石二鳥いや一石三鳥になるのではないだろうか?

まあ無理やろな。

震災の後、節電が声高に叫ばれていたが、狭い京都市内で電気自動車を充電してまで乗る必要性ってあるのか?と正直思ってしまった。現時点では電気自動車よりも燃費のいい軽自動車やハイブリッドカーの方がエコでコストパフォーマンスがよいのではないかと思ったりもする。

せめて電気自動車購入を推進するのならエコカー補助金みたいに一部助成ぐらいにするのが無難ではないかと思う。税金の無駄遣いはやめてもらいたい。

ええかげん、税金をつこて新しいもんにとびづいて、ええかっこうしいするのはやめてもらいたい!