壬生寺近くで和食ランチ

昨日、京料理のたん弥さんにランチを食べに行きました。

近所にありながらなかなか行く事がなかったので、一度行ってみたいなあと思っていたら、

なんと母がランチ代をくれました。「やったあラッキー!」骨折して最近ろくな事がないとなげく妹も上機嫌でお店に向かいました。

たん弥さんは大正創業の京料理のお店で、仕出し、お弁当も注文できます。

京都では仕出し屋さんは昔からありますが、現代風に言うとケイタリングみたいなもので、法事やお祭り、来客などがある時に注文するとお料理を配達してくれる便利なシステムですね。

最近はじめられた天ぷら御膳をいただきました。注文をうけてから天ぷらを揚げてくれるので揚げたてを食べられます。

「どうぞ」とお膳をカウンターから受け取り、箸をつけたい気持ちを抑えて天ぷら御膳の姿を携帯電話のカメラで撮影してから、いただきました。

妹と女将さんはどうでもいい世間話をしていましたが、私は話しをするよりもとにかく食べたい一心でした。

天ぷら御膳 天ぷらの具は海老、キス、万願寺とうがらし、かぼちゃ、なすで、脂っこくなくてどんどん箸が進むのを惜しむように、小鉢のだし巻き卵やずいきのごまあえで箸休めしたり、お吸い物のじゅんさいも家では食べない素材を見ると嬉しく、こんな優雅なランチはひさびさやなあと思いながら満喫しました。

「ご飯のおかわりはどうですか?」と言われ、はなから「ごはんのおかわりなんてできるわけないやろ」と思い込んでいて、「えっ?うそやろおかわりできるの?!それやったら、おかず残しといたらよかったなあ!配分ミスか?!と心の中でくやんでいると、妹が察したのか「お姉ちゃん、食べてや」とだし巻き卵と漬物を私にくれました。「ありがとう!」と言ってごはんのおかわりを頼んで、遠慮なくいただきました。

量はガッツリ食べる若い男性には少し物足りないかもしれないですが、一般女性には適度な上品な量かと思います。デザートはきなこゴマアイスで、息子さんによる自家製だそうです。

デザートこれだけの内容で税込1,000円はお値打ちだと思いますので、壬生寺近くにお越しの際はたん弥さんのランチを食べてみてくださいね。

水曜日と日曜日以外の朝11時半から昼1時半までです。

決して有名店ではありませんが、京野菜や旬の素材を取り入れ、地道に丁寧に作っておられるので味に定評があります。夜は近所の年配の口の肥えた男性やわざわざ遠くから車で来られるお客様もいらっしゃいます。某医薬品メーカーのMRさんも勉強会でお医者さんに提供するお弁当を注文されています。

ランチで1,000円も出せばお釣りがたくさんもらえるデフレの時代ですが、たまには優雅に本格的な京料理の板前さんが作る天ぷらもありかなと思います。

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