妙蓮寺・妙顕寺・本法寺の桜2013/4/4
先日、西陣のハローワークに届ける書類があり、そのついでにお花見しようと自転車をさらにこいで寺ノ内通り界隈のお寺に立ち寄りました。
この付近は茶道の表・裏千家関係の会館やセンターなどもあり、千(表か裏かいずれかの家元のご自宅でしょうか?)と書かれた表札も見かけました。
人形の寺として有名な宝鏡寺、妙蓮寺、妙顕寺、本法寺などの日蓮宗のお寺が建ち並び、凛とした空気が漂っているようにも思えます。
日蓮宗と言えば、観光寺院として人を積極的に招き入れるようなお寺は少ないような印象があり、人もまばらで、静かでした。
係の方が一通り、説明されて、あとはお好きにどうぞと言う感じで、事務所に戻られました。
障壁画は撮影NGですが、庭は額縁効果で撮影すると余計なものが写らなくてよいとのことでした。
誰もいないので一人でゆっくり庭を拝見できました。
京都には有名な枯山水の庭がたくさんあるせいか、注目度が低いのだと思いますが、いただいたパンフレットを見ると「十六羅漢石庭」と呼ばれるこの庭は桂離宮の庭を指図した妙蓮寺の僧の作だそうで、秀吉によって移された名石もあり、結構すごいんですね。
このお寺では宿坊として(なぜか?)女性のみ泊めてもらえるそうですが、素泊まりで入浴は近くの銭湯に行ってもらうとの事でした。宿坊に泊る唯一の特典として通常非公開の朝のお勤めに参加できる事とどなたかにおっしゃっていました。
次に妙顕寺に行きました。とても綺麗なピンク色の枝垂桜に何枚も撮影してしまいました。
境内に入らせていただくと、本堂の中で修行が行われているような雰囲気が感じられました。やはりこちらも人はまばらで静かでした。
最後に本法寺へ行きました。
こちらでは長谷川等伯の大涅槃図が見られるのですが、時間の都合により次回にすることにしました。
観光名所の中でにぎやかに楽しくお花見するのもいいけれど、最近の自分自身の心境のせいなのでしょうか?静かなお寺でしんみりと桜を見るのが居心地がよいみたいです。