嵐山・苔寺
GWの4日に嵐山と苔寺に行ってきました。嵐山へは特に用事はなかったのですが、今回、苔寺へ行くついでに寄りました。いつ来ても嵐山の渡月橋はいいですね。GWで人も多かったですが、買いもしないのにお土産物屋さんに立ち寄ったりして観光気分を味わいました。渡月橋が見える日陰で自宅で作ったお弁当をいただきました。嵐山を発って苔寺へは桂川ぞいのサイクリングロードを歩くのですが、なんせあまりの暑さにばてばてでした。歩く事、約50分、ようやく手前の鈴虫寺の看板が見えました。鈴虫寺は幸福お守りで有名なお寺ですごい行列ができていました。苔寺は鈴虫寺から少し奥にあり、やはりこちらもGWという事もあり結構人がいました。こちらは拝観は予約制で1週間前までに往復はがきで申込むと言う方式で、交通渋滞、排気ガス、騒音など地元住民に迷惑をかけると言う事から昭和52年から許可制になったそうです。苔寺は通称で正式名称は西芳寺と言い、聖徳太子の時代から始まり、金閣寺、銀閣寺を作った足利義満、義政がお手本にしたとも言われている池泉廻遊式庭園と枯山水庭園の二段構えになっていて、世界文化遺産にも登録されています。予約制で拝観料も3,000円と高いのでなかなか行けなかったのですが、今回思い切って申し込みました。お庭を見せてもらう前に本堂で渡された般若心経を筆でなぞり、般若心経を唱えます。久々に長時間正座をすると足がしべれました。般若心経をなぞるのは結構難しく、途中、文鎮を何回か落としてしまう始末で終盤でやっと上手になぞる事ができました。一応、般若心経を書き終えた人(途中で終了しても良い)から順にお庭を見にいけるので、お庭はゆっくりと鑑賞することができました。やはり苔は梅雨の時が一番良いですね。今回は晴天の中、まぶしい日差しが林の中に降り注ぎ、苔を照らしているようでした。枯山水は写真で見るとすごく大きく感じましたが、作為的なものはなく、自然のままにずっとこの状態なのでしょう。枯山水と言うと大徳寺の大仙院など整ったイメージが強かったのでへえ!こんなんなのか!と意外な感じでした。実はこの枯山水を見落としてしまっていたため、もう一度池泉回遊式庭園をぐるっと回り、丘を上がって枯山水を見まし た。苔寺に限った事ではありませんが、いつまでも良い状態で未来へ残してもらいたいですね。貴重なお庭を拝見できてよかったですが、お庭の見方を説明していただけたらありがたいのになあと思いました。こういう美意識はなかなか難しいですからね。
帰りは京都バスのバス停は鈴虫寺をお参りしたお客さんでしょうか?ずらーとかなり並んでいてとても並ぶ気になれず、阪急上桂駅まで20分ぐらい歩いて桂まで乗り、河原町ゆきに乗り換えて帰宅しました。