年末年始

あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

六波羅蜜寺    大晦日は京都では朝から雪が降り、積雪に見舞われました。高速道路が通行止めになり、それに伴って五条通、三条通は高速から下ろされた車で渋滞がひどくなり、1日0時の時点でも三条通に高速バスなどが山科方面へ渋滞していました。

大晦日は私の実家、元日は相方の実家へ行くのがここ数年のパターンで、大晦日から降り積もった雪で道路は凍っている所があり、何度もこけそうになりながら何とか駅へたどりつきました。途中、雪化粧をした知恩院や円山公園などを携帯のカメラで撮影しました。池は凍っていて、おけら参りの人が捨てた露店の食べ物の容器などのごみが目立ちました。

2日は六波羅蜜寺に初詣に出かけました。このお寺は空也上人ゆかりのお寺で、

元日から3日までは稲穂が無料で授与されて、稲穂を手に持ち、先に進むと、好きなお守りを買ってその稲穂に付けてもらいます。

例えば福をかっこむとして熊笹(500円)、米俵や家内安全・無病息災のお守り(500円)などをオプションで選べるようになっていて、お正月だし、思わずあれこれつけたくなる衝動にかられましたが、二つだけつけてもらいました。

せっかくなので宝物館も見ることにしました。空也さんの口から出ている、針金でつながれた小さな仏像6体は南無阿弥陀仏をあらわしているそうです。教科書か何かでこれを見たとき、いったいなんでこんな怪しげなのかと思いましたが、空也さんは行脚して病人に念仏を唱えて、現在にも伝わる皇服茶で病を治したとされていて、民衆の味方的存在だったようです。

六波羅蜜寺を後にして、途中、宮川町の御茶屋さんのある筋に入ると、玄関にさりげなくかわいらしいお正月飾りがされていて華やかさを感じました。

初詣の後は高島屋で草履の鼻緒をすげ替えをしてもらいました。

年明けに鼻緒のすげ替えの実演があるのを友の会の冊子で知り、荷物になると思いつつも、相方に持ってもらいました。

鼻緒はぼろぼろにささくれだっていて、白足袋にも赤色が付着する始末で、ほったらかしにしていましたが、きれいな正絹のピンクの鼻緒に付け替えてもらいました。

履いてきた草履は安物(1,500円ぐらい)で鼻緒のすげ替えをしてもらっている間、つま先部分の裏がめくれてきて、もう寿命かなと思い、「きれいにしていただいた草履を履いて帰ります。この履いてきた草履は安物でめくれてきたので持ってきた箱に入れて下さい。もう捨てた方がいいですか?」と何気なく職人さんに言うと、ボンドを出してきて貼り付けて、釘も打ってくれました。

感動しました。安物であろうと、直してまた使えるのなら言う事ないですから。

今年も京都ネタに限らず、色々な内容でブログを更新していきたいと思います。

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