東寺
おととい東寺に行ってきました。前日に降り積もった雪もだいぶ融けてまずまずのお天気でした。ちょうど毎年冬に行われている非公開文化財特別公開が東寺でもあり、五重塔の初層内部を拝見できました。特に興味深かったのは、現在の五重塔は徳川家光により再建された5台目ですが、昔は避雷針がなくこれだけの高い建物は他になく落雷にあいやすかったため焼失したということでした。また明治時代の廃仏きしゃく(漢字がわからない!)で塗料が剥がされたこと、耐震性にすぐれていることや現在はスプリンクラーや火災報知機も天井に設置されていますとのことでした。まあ言われてみれば当たり前の事実かもしれませんが、京都検定のテキストで勉強していた時は前述のようなただやみくもに暗記ばかりしていましたから、実際に中を見せてもらいながらこのような説明を受けられていにしへに思い馳せながらとても興味深かったです。五重塔以外に国宝の金堂、重要文化財の講堂も拝見しました。それぞれの建物は火災や地震などで建て直されてはいますが難を逃れた仏様はいくつもの時代を見つめてこられたのかと思うと神秘的な気さえしました。来てよかったなあといつも以上に思いました。非公開文化財特別公開は東寺以外にも知恩院や智積院など数箇所で行われていますが、冬は比較的人も少なくゆっくり貴重なものが見られるので、また他のお寺も行きたいです。