東山花灯路

昨日、夕飯を食べてから散歩に出かけようとふと思いつき、「そうだ東山花灯路でも見にいこか」と青蓮院から清水寺まで歩きました。片道の所要時間は30分ぐらいでした。歩き始めたのが9時ぐらいで、遅かったのと平日のせいか人はまばらでした。青蓮院あたりは静かな雰囲気でした。 ちなみに左の画像はライトアップされた知恩院です。円山公園では生け花が展示されていました。そしてねねの道あたりからお土産屋さんとかお店があるせいか少しにぎやかな雰囲気でした。ゴールの清水寺を目指し、清水坂あたりの売店のスピーカーから♪キンコンカンコン♪キンコンカンコン「本日は多数お越しいただきましてありがとうございます。ライトアップは9時半で終了です。拝観を希望される方はお急ぎ下さい。」♪キンコンカンコンという懇切丁寧すぎるアナウンスが響き渡りました。一度のみならず2、3回ぐらいこのアナウンスが流れ、個人的にはちょっとサービス過剰(しつこい)+雰囲気ぶち壊し(時計見たらわかるわ。耳障りやなあ)に感じました。テーマパークじゃないんだから、ここまでしなくてもいいのではないかなと思いました。まあライトアップは私たち人間の目を楽しませてくれるものではありますが、よく考えてみれば樹木とか植物にとってはあまりよくないかもしれないし、電気代もどうなのかなと疑問にかられたりもします。あえてここで苦言を呈するつもりはないし、花灯路やライトアップの趣旨を根底から否定するつもりもないのですが、私たちの目を楽しませてくれる花灯路やライトアップを禁止にしたらそれはそれで味気がないし、まあ難しい問題ですね。本音はシーズンオフの京都に観光客を呼び込むための行事かななんてひねくれた考えをしてしまいます。でも行灯自体は清水焼のものや北山杉など素材にも凝ってて風景にマッチしてきれいなものですし、カップル(年齢問わず)のデートにはぴったりのシチュエーションにも思えました。辛口批評はこのぐらいにして。さて、ゴールの清水寺に着いたのが、9時半ぐらいでした。清水寺の拝観券売り場の前でUターンして、八坂の塔の前に寄ってから帰ることにしました。さきほどまでともされていた灯路も消され、だいぶ人もまばらになり静かな雰囲気になりました。歩行者天国だった道路もタクシーやらトラックが入り込んできました。「なんでこんなところでトラックが今頃工事でもするのか?」と見ていたら生け花を撤収していました。警備員の方やスタッフの方など裏方の方のおかげできれいな花灯路を今年もみせてもらえて良かったです。「期間中、毎日大変ですね。」と思いつつ、家路にむかいました。