猿にちなんだ初詣

明けましておめでとうございます

今年もどうぞよろしくお願いいたします

2016年は猿年ということで滋賀県の坂本にある日吉大社へ行ってきました。

日吉大社のある坂本へは京都地下鉄京阪大津線1dayチケット(1,100円)を利用。

京阪電車石山線

京都から坂本までは片道500円程度、日吉大社への入苑料30円引きなど特典があります。

とりあえず記念に”萌え電車”を撮っておきました。

ほとんどの人はあまり興味がなく、カメラ撮影するのは私らと、もう一人の男性のみ。

ほとんどの乗客が電車を降りたら足早に改札に向かわれました。たぶん地元の人がほとんどで、珍しくもなんともないのでしょうね。

日吉大社さんへ向かう前に観光案内所に寄ってパンフレットをゲットしました。このパンフレットには坂本の見どころが紹介されていて、日吉大社以外特にノープランで何も知らない自分にとってかなり役立ちました!

日吉大社でいただいたパンフレットも見どころポイントがわかりやすい説明とイラストで紹日吉大社
介されていてじっくりパンフレットを読みつつ、お参りできました。

せっかくなので日吉大社の元々の神様が宿る八王子山へ登りました。

片道30分程でしたが、運動不足を痛感、晴天でポカポカ陽気だったので汗だくでした。

 

nagame頂上に着いて素晴らしい景色を見た後で、ニットのキャップ帽がないのに気づきました。

「どうしよう!?」という前に相方が「ちょっと探してくるわ」と言って下山しました!

しばらくして私のニットのキャップ帽を手に戻ってきました。切り株の上に見つけやすいように置いてあったとの事でした。「ありがとう!優しい人がおいてくれはったんやね」と年始早々、二人の人から心温まる気持ちをいただきました。

turuki
お昼ご飯は鶴喜そばをいただきました。汗だくにはなったものの、下山したら汗もおさまり、温かいお蕎麦は体が温まりました。御出汁がとてもおいしかったです。

精算時、1dayチケット提示で10パーセント割り引いていただきました!

お昼を食べた後、西教寺

こちらのお寺は明智光秀一族のお墓があり、狩野派の襖絵もあると観光協会のパンフレットに記されていて、気になるので寄る事にしました。

saikyoji
偶然にもこちらのお寺も猿とゆかりが深く、日吉大社の神猿(まさると読む)に対してこちらは護猿(ござる)との事。

境内いろんな所に猿の像がありました。

こちらのお寺の宗派名にもなっている真盛上人は室町時代にこのお寺を再興した高僧との事。

お庭を拝見してから、売店に立ち寄ると、「う~ん、確かこんな名前のお菓子があったなあ・・・」と思い、帰ってからネットで調べるとやはり「真盛豆」なるお菓子があり、このお坊さんが豊臣秀吉の茶会で出した由緒正しいお菓子だということがわかりました。

実は数年前に表千家の茶道具展に行った際、お茶と一緒に出されたのがこのお菓子でした。その時、「なんというお名前のお菓子ですか?」とたずねはしましたが、それ以上の知識はなく、そんな歴史のあるお菓子とは知りませんでした!!

それからこのお寺のすごい所は平安時代に京都の岡崎にあった六勝寺の一つの法勝寺を引き継いでいるとの事。

日吉大社を訪れていた人の数に比べると、駐車場も数台の車が停まっているだけで、人もまばらでしたが、非常に歴史のある素晴らしいお寺だと思いました。

今回、何気なく立ち寄ったお寺でしたが、少し歴史をひもとくといろいろつながったのが驚きでもあり、新鮮でもあり、楽しくなりました。

京都から一歩出て、新たな発見ができる滋賀県のお寺にはまりそうです。