酬恩庵(一休寺)

おとといの日曜日、京田辺にある酬恩庵というお寺に行ってきました。こちらのお寺は一休さんのお寺として知られており、もともとは鎌倉時代ぐらいからあるかなり古いお寺で、荒廃していたのを、一休禅師が晩年再建し、こちらから大徳寺にも通っていたそうです。お庭もなかなか見ごたえのある枯山水のお庭で、一度見ておきたいと思っておりました。

この日は1年の誓いを絵馬に書いて奉納し、その後、ぜんざいをふるまってもらえるという3年ぐらい前から始まった行事に参加しました。ぜんざいは漢字で善哉と書きますが、大徳寺で一休さんがお餅の入った小豆汁をごちそうになって「善哉此汁(よきかなこのしる)」とおっしゃたところからぜんざいとなったそうです。

絵馬に今年1年の目標を書いた後、お坊さんのお話があり、座禅を組みました。とは言っても私は先天性の股関節脱臼のためまともにあぐらが組めないので正座していました。

お参りに来られた方はそれぞれ今年1年何を誓ったのでしょうか?私は・・・。内緒です。

その後お庭を拝見してお寺の中も見せていただきました。アニメの一休さんのお話でもあった「このはしわたるべからず」の看板のある橋、箒をもったブロンズの一休さんなどがありました。

絵馬を奉納した後は、お楽しみのぜんざいです。待たずにすぐ通してもらえました。一応、待合所には暖をとるストーブもあり、とんち問題が貼られていて、退屈しないよう心遣いされていてお寺なのにサービス精神旺盛やなあと思いました。しかし私には難問でした。

おぜんざいは小さめの御餅が一つ入っていて、一休納豆が数粒そえてありました。おぜんざいは程よい甘さで身体も温まっておいしかったです。一休納豆の味はなんと表現したらよいのかわかりませんが、今まで食べた事のない不思議な味でした。たいていぜんざいには塩昆布が添えられていますが、一休納豆を食べると口の中の甘さが抑えられるような感じで、口直しにぴったりでした。