桂離宮
この間の土曜日に、桂離宮に行ってきました。宮内庁管轄の予約制で、インターネットではほとんどの日が定員オーバーで受付不可でしたが、2ヶ月ぐらい前に往復はがきで申し込んで、朝9時の拝観許可のはがきが届きました。さて桂離宮は江戸時代初期の代表的山荘と称されていて、ドイツの建築家が絶賛してから有名になったと言われています。そういう前評判もあり、期待して行きましたが、やはり良かったです。お庭はいろいろな場所から見て一望できるというのではなく、お茶会に呼ばれたお客が待っている間にわくわく感をもってもらうために、待合所からは、庭がわざと見えないよう工夫がされていたり、月を見るための茶室とか、この時代にはなかなか手に入らない蘇鉄が植えられていたり、贅をつくしたものです。その中でも市松模様の唐紙がはられた襖は斬新ですね。現代的な感覚で、賛否両論ありますが、こういうセンスがすごいと思います。この時代で同じようなものは他にはあまりないと思います。残念だったのは阪急電車の音や車のエンジン音が聞こえた事と、池の浅い所の水が藻が大量発生して少し見苦しかったことです。いずれにしろ、京都へ来たら清水寺や金閣寺も悪くはないですが、桂離宮を見ても損はないと思います。(予約制ですが無料です)ちなみに修学院離宮もおすすめです。個人的には修学院離宮の方が好きです。修学院離宮はあまりの広さに圧倒されます。必見ですね。