2011年11月20日黒谷さん、真如堂の紅葉
昨日の午前中、黒谷さん、真如堂の紅葉を見に散歩に行きました。 今年は暖かい日が多かったため、紅葉は遅れていてまだ色づき始めといったぐあいでした。
黒谷さんは通称で金戒光明寺が正式名です。ここは階段と山門が桜、紅葉の時期はきれいで、ひさしぶりに来た所、残念ながら平成の大修理でカバーがかかっていました。しかし御影堂の奥の阿弥陀様に寄り添うかのようにイチョウの葉の黄色が鮮やかでした。
黒谷さんから真如堂までは歩いて5分ぐらいです。黒谷さんから真如堂へ向かう途中、お墓や塔頭(と言ってよいでしょうか?)もたくさんあり、お寺としての風格も感じます。
真如堂も紅葉はまだ色づき始めのせいか、人は比較的少なめでした。
お天気は前日の雨とうって変わって晴天なのに寒がりの私は厚着で、上着を脱いで手に持ち腕をまくり、汗ばむ陽気でした。
真如堂を出て、住宅街を歩いていると黒谷さんの道に自然に戻り、東大路通りに向かって歩を進めると何やら気になるお店を発見!
立ち止まると、お店の方に声をかけられました。金箔のお米を三粒くれました。
「三粒の奇数がええしな。人にあげるんやったら、奇数の一粒にしいや。金はパワーをくれるよ」と、
一歩間違えれば霊感商法みたいですが、店内には金泊で作られたさまざまな模様のポストカードがあり、もみじや桜やいろいろなデザインが並べられていました。
和柄好きの私はどれにしようか散々迷った挙句、来年の干支の龍(赤色ベース+金)と白地にピンクや青ベースの金のもみじの2枚の葉書を買いました。龍のポストカードはお正月のお花に添えたらええなあと思いました。
もともと金箔は着物などに用いられますが、身近に親しんで欲しいとの考えからお店を作られたそうです。とても話し好きな方で、「人生好きなもんがあれば楽しいよ。私はなんでもやってみるんや」とニコニコしながらお話してくださって、お店の中も「刷毛の置き場がないからこうやってつるしてるんやけど、さまになってるやろ」とか「金箔で招き猫ってあるけど信楽の狸を作ったら、新聞に載ったわ」と楽しげにお話しされていました。
お店の名前は「ふらん きょうと」です。平安神宮の北側にある錦林小学校のグラウンドの北側の住宅街にあります。
興味のある方は行ってみてください。