笠置寺・海住山寺の紅葉
18日の日曜日に京都市内から車で約1時間半ぐらいかけて笠置町に行ってきました。
京都新聞でもみじまつりがあると知り、一度足を運びたいと思っていたので、ちょうど良いタイミングでした。
京都市内から宇治や八幡までは京阪電車で近いですが、正直、笠置町や和束町、宇治田原町などはあまり行った事のないエリアで、車窓からの眺めは新鮮でした。
木津川の河原に駐車して(通常はキャンプ場の駐車場ですがもみじまつりの臨時駐車場として無料で利用させてもらえました)、受付で地図と杉の板(スタンプを三箇所で押す)を受け取り、笠置山へは約30分のハイキングです。どんどん山に上っていくにしたがって、息切れしながらも笠置寺の門前に到着しました。300円を払って修行場めぐりへ。
巨大な石がそびえ立ち、その中でも磨崖仏は奈良時代に渡来人によって彫刻されたそうで、今はわずかに痕跡が残っていますが、こんな巨石によくもまあ彫ったものだなあとつくづく感心しました。
とにかく、大きな石だらけで、日本のお寺にしては珍しい景色で、大げさかもしれませんが、まるで中国の渓谷を歩いているかのような感じで、不謹慎ですが、ハイキングとしてはかなり楽しかったです。(昔は今のように整備されておらず、険しかったでしょう。)
修行場を後にして、頂上に到着して、景色を見ながらお弁当をいただくことにしました。
ところが、眺めはよいのですが、風がきつくて寒かったです。
もみじ公園では昔懐かしいオルガンが演奏されていました。オルガンが奏でられる中、それぞれに紅葉のじゅうたんを撮影したり、思い思いに紅葉狩りを楽しんでいて、なごやかでいい雰囲気でした。
笠置での紅葉ハイキングの後は海住山寺(かいじゅうせんじ)と言うお寺に
最後に寄りました。
このお寺の見どころは国宝の五重塔、十一面観音菩薩像です。
雑誌サライで紹介されていましたが、人もまばらでゆっくりと拝観させていただきました。
京都の山城エリアは秘境というと失礼かもしれませんが、奈良に近い事もあり、意外と名刹があるのに、京都市内に比べて地味で、残念ながらその魅力があまり知られていないのではないかと思います。
私自身は心身ともにリラックスできました。次は浄瑠璃寺や岩船寺の方も行きたいと思います。