北山へきものでおでかけ(2013年師走)

12月に入り、何かとあわただしいですね。

先日、とある人からいただいた招待状を持って茶道表千家の北山会館で開催中の「千家二代 少庵ゆかりの茶道具展」を見に行ってきました。

ちょうど映画「利休にたずねよ」が公開されていて、私も見に行くのを楽しみにしていますが、今回の企画展の少庵は利休の実子ではなく後妻の連れ子で、利休切腹後、京を追われますが、会津の蒲生氏郷から保護を受け、その後、家康や氏郷のとりなしで秀吉の許しが下り、京へ戻り、千家を再興させた人物でした。

お菓子利休の志を引き継ぎ、波乱万丈な人生を歩んだ少庵に思いをはせながら、じっくりと数々のお品を拝見させていただき、お菓子とお抹茶を頂戴いたしました。

北山会館を後にして、ランチをいただきに、植物園の横にあるイン・ザ・グリーンというお店に行った所、すでにかなりたくさんの人が待っている状態でした。

このお店は植物園の園内を眺めながら食事できるとリーフか何かで紹介されていましたが、11時半ぐらいでこんなに人が押し寄せるとはびっくりです。

他のお店にしようということで、キャピタル東洋亭の筋を上がって歩く事約10分で「カポディモンテ」というイタリアンレストランでランチにしました。

きものサラダ、パン、パスタかピザのセット(1200円ぐらいだったかな)をいただきました。店内はクリスマスのディスプレイが華やかで、楽しくおしゃべりしながらおいしい食事が楽しめました。お店を出る前にお店の方に記念撮影していただきました。

私はいつものワンパターンな着こなし(緑の紬に黒の名古屋帯)、ミクシーのお友達はきものの下にハイネックのセーター、ニット帽を合わせ、きもの上級者のコーディネートです。これなら寒い冬でも楽しく着物を着れますね。

こちらのお店は先ほどのお店のように待たずに済みましたが、2階建てのお店で結構お客さんがいらっしゃっていました。駐車場が数台分用意されていて、私たちが店を出た時は車がたくさん止まっていました。次回はディナーで再訪したいなあと思いました。

北山駅の方へ向かってミク友と別れて、まずは府立総合資料館に立ち寄りました。

開館50週年記念の企画展を拝見しました。特に興味深かったのが昭和56年に刊行された「阪急電車めぐり」という本で、大宮駅の古い写真が掲載されていて京阪京都駅という看板になっていました。最初は京阪で阪急じゃなかったんです。烏丸駅と河原町駅ができる前は大宮駅は近畿で最初の地下鉄駅として開業したそうで、京都駅って呼ばれていたのですね。今は大宮駅も通勤特急しかとまらず、すっかり脇役的な駅になってしまいましたが、交通の便はよいですから、このころの名残りなのでしょうか。

陶板名画の庭府立総合資料館を出て、次に向かったのが府立陶板名画の庭。

入場料は100円ですが、きものパスポートで無料で入れます。安藤忠雄氏の設計でバブル時代の面影を感じるような?ぜいたくな作りで、私ともう一組しか入場者はいないようでした。

最後に植物園を訪れました。

植物園もきものパスポートで無料で入れました。(70歳以上の京都府民も無料です。)

植物園ポインセチア晩秋の植物園を歩いていると、首元が寒かったですが、温室に入ると暖かく、助かりました。ポインセチアがたくさんあってクリスマスの雰囲気でした。

12月15日から24日まで温室の夜間開室があり、クリスマスのイルミネーションやハンドベルなどのミニコンサートも行われます。

温室内は高原植物のコーナー以外は暖かいので、ナイスなアイディアだなあと思いました。

そんなこんなで、優雅なひと時を過ごせました。

来週、再来週と大掃除やらかたづけなど雑務が目白押しですが、良い気分で年を越せそうです。