後祭(祇園祭)に行きました
元々、祇園祭は前祭、後祭に分かれていました。祇園祭と言えば山や鉾がとりわけ有名ですが、あくまでも祭の主役は神輿で、神輿の方は従来通り、17日に神幸祭、24日に還幸祭が執り行われています。
17日にすべての山鉾が巡行される一斉巡行になってから約半世紀。
それを本来の形に戻し、150年ぶりに大船鉾も復活ということもあり、たくさんの人が押し寄せていました。この日を迎えられて、関係者の方々にとってみれば、感慨もひとしおだったのではないかと思います。
鉾に登らせてもらうのに行列ができていました。というわけであまりじっくり見る事はできませんでしたが、「復活おめでとうございます」って感じで室町通りへ移動しました。実家用に黒主山の粽、自宅用に八幡山の粽を買いました。
ちなみに黒主山の粽には桜の花がついていますが、戸口に挿すと悪事が入ってこないそうです。
私が粽を買っていると横から、男性が粽を売っている子どもさんに「粽はいくら?」とたずねていました。
それに対し子どもさんが「800円です」と返答すると
「高いなあ!もうちょっと負けてもらえんのか?」と信じられない事を中年男性の方が言っていました。
奉仕している子どもさんに対しても失礼ですし、あまりの想像力のなさには大人として恥ずかしいですね。
初めての後祭で、四条通りの歩行者天国もなく露店もなく、どんなものかと思いましたが、大船鉾以外はじっくりと鑑賞できて、混雑もなく時折涼しい風に当たりながらゆっくり楽しめました。
人込みにもまれながらの前祭よりは私は後祭派になりそうです。
残念ながら屏風の絵があまりわからないですね。
明日は後祭巡行ですね。しっかり見る事のできなかった大船鉾をテレビで細部まで拝見できればいいなあと思います。