わたし流祇園祭の楽しみ方

7月に入り、毎日蒸し暑いですね。あまりの暑さで夜も寝苦しくて夏バテしてませんか?

私は寝る少し前に寝室の扇風機をONにして、熱気を拡散して、大きめの保冷剤(クール宅配便などに利用された)をタオルでくるんだものを枕の近くに置いて寝てますが、これでずいぶんと涼しく朝までクーラーなしで眠れますよ。試してみてくださいね。

さて今年の祇園祭(前祭)は16日の土曜日が宵山、17日が巡行で18日は海の日と3連休になっているので例年以上に祇園祭を見に来る方が多いと思います。

祇園祭の楽しみ方は人それぞれですが、私は人が少ない日中に行ってカメラで鉾や山を撮影します。昼間の利点は何と言ってもじっくり鑑賞できる事です。一方、大変残念な点はお囃子がない事、提灯の灯りを見られない事などでしょうか。若い頃は浴衣なんぞを着て夜のお祭り風情を楽しんだ?ものです。アラフォーになると、雰囲気うんぬんよりも鉾や山そのものを鑑賞して、うんちくを楽しむようになりました。

太子山の粽粽は玄関につるすお守りですが(祇園祭の粽は食べられません)、毎年同じ粽ではなく、人気が高そうな粽は買いません。あえて立地条件が良くない、四条通りから離れている所などの名わき役的存在とでも言いましょうか、そういう地味な粽を選びます。言っておきますが、これはあくまでも個人的見解です。決して私の言う地味な粽=不人気ではありません。長刀鉾は花形ですから黙っていても売り切れますが、長刀鉾だけが祇園祭の主役ではないです。全部の鉾や山が結集しての祇園祭ですから、粽をいただくことで祇園祭に参加させてもらっていると私は考えています。

太子山今年は太子山の粽を買いました。太子とは聖徳太子です。聖徳太子は四天王寺を建立する際、自ら良材を求めて山に入り、老人に大杉の霊木を教えられ六角堂を建てたという伝説を題材にしており、他の山は松の木を載せているのに対して、太子山のみ杉の木との事。

粽にも杉の木を模した飾りがついていますね。

 

荷茶屋太子山の懸装品などが展示されている町家の前に置かれていた荷茶屋(にないちゃや)

茶道具一式が納められていて天秤になっていて祇園祭巡行の際に担いで実際にお茶を飲んでいたそうです。透かし彫りで凝ってます。風流ですね。

とにかく奥が深い祇園祭、40云年京都におりますが、いまだに知らないことだらけです。前の祭りがいけない方は後の祭りも見ごたえありますから、ぜひ行ってくださいね。